【ソウル発】10月14日に創立10周年を迎える韓国ベンチャー企業協会は、この週をベンチャー週間に指定し、「ベンチャー100万大軍発隊式」とベンチャー企業大賞授賞式を開催する。

 ベンチャー100万大軍は、「韓国の経済成長を牽引するのはベンチャーしかない」として、ベンチャーの飛躍を期してベンチャー企業に勤める役員と職員が一致団結し、韓国の未来を切り開いていくことを誓うイベント。

 現在、韓国の大手企業は「雇用なき成長」を続け、中小企業には賃金の安い外国人労働者が進出している。社会問題となっている青年層の失業対策と経済成長のためにはベンチャーの飛躍こそが解決策という意志を込めた活動だ。

 1997年、韓国でベンチャー企業育成特別法が発効されてから約9年の間、中小企業庁からベンチャー企業認証を獲得した企業は2万2000社を超える。今年になって集計されたこれらベンチャー企業の平均社員数は約40人。関連機関やベンチャーキャピタルの社員などを合わせると約100万人にものぼるという。

 ベンチャー企業協会の趙顯定(チョウ・ヒョンジョン)会長は、「中国は高度成長に入っており、日本も長期不況から抜け出そうとしているが、韓国は低迷している。ウォン高による輸出問題、原油価格の暴騰などにより最悪の危機に陥っている。ベンチャー100万大軍発隊式は、このような時期こそベンチャー人が中心となり国家的危機をチャンスに変えようと誓う場になるだろう」と強く訴える。

 また、「21世紀を迎えた今、戦争ともいえるし烈な競争が毎日続いている世界経済の現況と、朝鮮半島を取り囲む政治・経済的状況のなか、100万人のベンチャー企業人たちが中心となり知識産業時代のリーダーとして韓国を強大国へと導くべき」とも力説している。

 ベンチャー100万大軍発隊式には韓国ベンチャー企業の代表と学生ベンチャー代表、政府省庁、関連団体の代表など約1000人が参加する予定だ。このためベンチャー企業協会は8月からホームページでベンチャーで働く人の入隊申請を受け付けている。入隊申請者には写真入りの認識票を贈呈する。