ISV(独立系ソフトウェアベンダー)やシステムインテグレータ(SI)約130社で組織する日本システムインテグレーションパートナーズアソシエーション(JASIPA、和知哲郎理事長)の.NET部会は、ITコーディネータなどと連携して中小企業市場を開拓するマーケティング活動「中小企業ITAID(アイティエイド)」を10月から本格的にスタートする。マイクロソフトの中堅・中小企業(SMB)のIT化を推進する「IT推進全国会」との連携も検討する。

 JASIPAのメンバーはソフト開発をビジネスの主体としている比率が高く、営業力が弱かったり、エンドユーザーとの接点が少ないなどの課題があった。中小企業ITAIDでは、20-30人のITコーディネータの資格を持つ会計士や税理士、中小企業診断士などと連携し、中小企業ユーザーから直接的に情報システムを受注できる機会を増やす。エンドユーザーとの接点を増やすことで、大手企業などからのソフト開発案件に依存する「下請け構造からの脱却」(和知理事長)を加速させる。

 具体的にはJASIPAのなかの.NET部会が中心となり、中小企業経営者などを集めた商談会を開催する。商談会ではITコーディネータが中心となって顧客企業が求める要望に応じて、.NET部会のメンバーとのコーディネートを行うことで、商談成立までの時間短縮などの効率化を図る。.NET部会ではあらかじめ提供できるソリューションをメニュー化しておくことでITコーディネータが最適なソリューションを選びやすいようにする。

 また、全国約200社のSIなどで組織するマイクロソフトの「IT推進全国会」との連携も強化する。全国会においてもITコーディネータの資格を持つ会計士や税理士などとの連携を進めていることから、JASIPAではIT推進全国会の賛助団体の1つとして全国会の活動を支援することを検討する。

 中小企業ITAIDの活動ではマイクロソフトが協賛企業の1社として参加していることから、「お互いに協力し合える」(同)関係づくりに力を入れる。