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東芝 CEATECで岡村会長が講演 「多様化したニーズの掘り起こしが使命」
2005/10/10 12:40
週刊BCN 2005年10月10日vol.1108掲載
この講演のなかで岡村会長は、「21世紀は多様化した潜在ニーズを掘り起こしていくことがメーカーの使命」と、同社が潜在ニーズに焦点をあてたビジネスに注力していくことを表明した。
今後の技術革新の方向性については、「20世紀の技術革新は、より大量に、より安く、より速く製品化することが重要視されてきた。しかし、21世紀は量から質へと変わっており、多様化するニーズに対応した技術革新を行わなければならない」と訴えている。
具体的には、キヤノンと共同開発している新型ディスプレイ「SED」を来年をめどに出荷することや、次世代DVD規格「HD DVD」を搭載した製品の発売に備えていること、AV(音響・映像)パソコン「コスミオ」シリーズで地上デジタル放送に対応したモデルを発売していくことで、「ユーザーに驚きや感動を与えていく」という。
また、人を判別したり声を聞き分けることが可能な「生活支援ロボット」の開発に着手しており、「コミュニケーションをポイントに快適なライフスタイルを創造していく」とアピール。ほかにも、インターネットを通じて健康相談を行うサービスを強化することで、「安心と安全を提供する」としている。
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