サイボウズ(青野慶久社長)は、大企業向けグループウェア「サイボウズガルーン2」の販売施策として9月20日から始めた期間限定の無償提供で、提供開始後約2週間でダウンロード数が640件を突破したことを明らかにした。

 サイボウズでは、無償配布する期限は設けず、今後も試用版を積極的に提供していく方針で、正規版の導入企業目標である500社の獲得に弾みをつけていく。

 今年6月に発売した「ガルーン2」では、高度な知識を必要としなくても、顧客が自ら10分程度でインストールできる。この仕組みを用意したことで、ダウンロードによる無償提供を実現した。旧バージョンではソフトの内容が複雑だったため、顧客がソフトをダウンロードしても、自ら導入・運用はできなかった。このためダウンロードによる提供は最新バージョンの「ガルーン2」が初となる。「開発を始めた当初から、ダウンロード提供できるように工夫していた」(青野社長)という。

 試用版の提供はダウンロードで行うものの、正規版の販売に関してはパートナー経由でしか販売せず、ダウンロード販売は行わない方針だ。

 青野社長はこの戦略について、「顧客に長期的に使ってもらう場合は、サポートや導入支援が重要になり、パートナーの力が必要になる。正規版の直販はしない」と断言。試用版はダウンロードによる直接提供、正規版はパートナー経由の間接販売という形を貫くことを強調している。

 現在の販売パートナーでは、大塚商会やソフトクリエイト、NEC、内田洋行など8社のプレミアパートナーを中心に組織。2次代理店の拡大を急いでいる。