記録メディア販売の磁気研究所(斎藤邦之社長)は、メディア変換センターを06年4月をめどに設置することを明らかにした。付加サービスの強化でメディアの拡販に弾みをつける。

 メインフレーム用の磁気媒体に入っているデータを、中型コンピュータ用カートリッジテープやパソコン用メモリカードなどに移行するサービスを提供するのが、センター設置の目的。新潟・直江津にあるCDやDVDのコピーやリパック再生などを行っている工場内に設置する。

 斎藤社長は、「企業では、大型コンピュータに入っていたデータをメモリカードでも活用したいというニーズが高まっている。そうしたニーズに応えるのが狙い」と、センター設置の理由を語る。

 メディア販売は、「今後は、製品を仕入れて単に売るだけでは薄利多売のビジネスになる危険性が高い」とし、「メディアを販売するうえで、データの移行サービスも付随して提供することが利益を高めることになる」と判断した。すでに稼働している大量コピーサービスを行う「デュプリケーション事業」や不稼働在庫の再流通を手かげる「リパック事業」により、05年度(06年3月期)は売上高が前年度の1.4倍程度にあたる100億円を見込んでいる。しかも、「サービス事業が売上全体の3-4%となり、利益率が高まっている」という。

 06年度は、「サービス事業の売上比率を10%まで拡大する」ことを目指す。製品では、06年早々にコピープロテクトが付いたDVDやメモリカードを市場に投入するなど、「製品面でも付加価値を提供していく」計画。