セキュリティアプライアンス開発・販売の独アスタローは、今夏までに日本法人を設立する。

 ワールドワイドのなかでもアジア地域での営業活動を積極化させる考えで、アジア市場のなかで特にマーケットが大きい日本市場を重要と判断、投資を活発化させる。これにより、全売上高のうち日本を含めたアジア市場が占める比率を現在の約5%から2007年末までに15%まで引き上げる計画だ。

 設立予定の日本法人は、日本市場での販売代理店のネクスト・イットへの営業支援、テクニカルサポートを行う。独アスタローのカマル・アラフェ・セールス、マーケティング&サービス担当バイスプレジデントは、「日本市場での最良の販売方法はネクスト・イットの協業関係をさらに強くすること」と話しており、日本法人設立の狙いがネクスト・イットのサポートであることを明確にしている。

 ネクスト・イットは、アスタロー日本法人のサポートを受けながら、アスタロー製アプライアンスの販売額を今年度(06年3月期)見込みの1億円から、来年度では5億円に引き上げる計画を打ち出している。ネクスト・イットの野網恵也・営業本部東日本営業部マネージャーは今後の販売戦略について、「現在50社の販売代理店を早急に100社まで増やす」としており、販売チャネルを大幅拡充する方針を示している。

 アスタローは昨年2月、ウイルス対策やファイアウォールなど複数の機能を1つの筐体に組み込んだ統合型アプライアンスを開発、市場参入した。

 昨年末でワールドワイドで合計1万台を出荷した実績があり、今年末までに2倍の2万台を販売する計画を打ち出している。ネクスト・イットは昨春からアスタローのアプライアンスの販売を開始し、これまで200-300台を販売した実績がある。