ソフトバンクBB(孫正義社長)はこのほど、同社の販売パートナー向けにブレード型サーバーの導入支援サービス「BladeEXchange」を開始した。導入時のセットアップや検証機器の貸し出し、電源やCPUの配置など、販売パートナーが企業に提案・導入する際に技術面のサポートを行う。今回取り扱うのは、ヒューレット・パッカード(HP)とIBMのブレード型サーバー。同サービスを通じて、初年度約20億円の販売を目指している。

 販売パートナーに特化したブレード型サーバーのサービスは業界初。同サービスでは、導入時の工数を削減するためOSのインストールや管理ツールの設定などを行う「セットアップサービス」、社内でシステム構成の検証が行える「検証機貸出サービス」を提供するほか、ブレード型サーバーに適した施設としてソフトバンクIDCが保有するデータセンターを紹介する。

 導入段階では、コンピュータ用無停電電源装置(UPS)を販売するAPCジャパンの協力を受け、200ボルト電源を用意したセットアップ環境を提供するほか、NTTファシリティーズがブレード型サーバーを設置する際の通信インフラやラック環境などファシリティに関するコンサルティングを行う。

 ブレード型サーバー市場は、2005年で4-5万台といわれる。IAサーバー全体の7%程度を占めている。しかし、ラックマウント型サーバーを集約化するニーズが高まっており、この際に省スペースで管理費が安価なブレード型サーバーに注目が集まり、2010年には35万台に達するとの調査報告もある。

 だが、IMBやHPの販売パートナーが、企業向けに同様の導入支援サービスを進めているものの、導入台数は伸び悩んでいるのが実態だ。

 ソフトバンクBBで今回のサービスを中心となって進めるコーポレート戦略室ハードウェア&Linux推進グループの村田幸夫氏は「実際に導入を手がけるSIerである販売パートナーにブレード型サーバーを導入するノウハウが身についていない」ことが原因と見る。

 今回のサービスを通じて、販売パートナーのSIerが導入方法を習得することで、ブレード型サーバーが急速に普及することを期待している。