丸紅インフォテック(梅哲雄社長)のサーバーが好調な売れ行きを示している。05年度(06年3月期)のサーバー販売は、台数で前年度の1.5倍となる1万2000台、売上高が前年度比20%増程度の30億円弱になる見通し。この勢いが06年度も続くとみており、台数で2万台弱、売上高で50億円規模を狙う。

 サーバーの販売が好調なのは、中規模SIerなど2次代理店のなかで、システム提案を含めてサーバーを拡販する傾向が高まっているため。こうした代理店に対し、同社がサーバーの設置からキッティングまでを担当することに加え、不要なサーバーの買い取りサービス実施で買い替え需要を増やしているという。

 また、日本ヒューレット・パッカードや日本アイ・ビー・エム(日本IBM)などがシェア拡大に意欲的なのもサーバー拡販を後押ししている。外資系メーカーにとっては、国内メーカーに対抗するためにチャネルを強化することが必須。外資系メーカーのサーバーを販売するケースが多い丸紅インフォテックに白羽の矢が立ったというわけだ。

 坂元祥浩・販売推進本部コーポレート営業推進部長は、「メーカーが対象顧客企業に提案、当社がサーバー卸を担当、システム構築をSIerが行う好循環のビジネスサイクルが確立している。当社にとっては、ディストリビュータとしての機能が最大限に発揮できている」としている。

 最近は、アップルコンピュータが発売したUNIXサーバー「エックスサーブG5」の販売も堅調に伸びているという。「現段階では、デザインオフィスや印刷会社などクリエイティブ分野での販売が主流だが、一般企業への導入も模索している」としており、アップルの法人ビジネス拡大をバックアップしていく方針。ほかのディストリビュータの扱いが少ないメーカー製品を積極的に販売していくことでサーバービジネスを一段と拡大させる考えだ。

 来年度のサーバー拡販策については、「今後は、ブレードサーバーがIDC(インターネットデータセンター)を中心に1Uサーバーからのリプレースが加速するだろう。ブレードサーバーを販売していくには、ネットワーク構築を含めた提案が必要となるだろう」とみており、販売代理店を支援するために来年度早々、エンジニアを現状の10人から15人に増やす。

 さらに、昨年夏から本格販売の独自ディスクレスシステム「LanPC」で顧客企業を増やすことにも力を入れる。「2月末の時点でシンクライアント端末を1000台販売した。来年度は3000台を達成したい。クライアント端末が売れればサーバーも売れるようになる」とみている。