F5ネットワークスジャパンは、2006年4月1日付けでセールス部門トップの長崎忠雄氏が社長に就任、08年度までに売上高を現状の2.5倍に引き上げる方針を掲げた。

 3年後の売上見通しを達成するためには、年率40%の成長で推移することになる。長崎社長は、「社員を08年度までに現状の37人から75人に増やすなど、社内体制の強化で必ずクリアできる」という。社員の増員で年内をめどに大阪オフィスの開設や、2次店向け営業部門の設置を計画。「新しい地域に営業所を設置することで販売パートナーを開拓する。既存代理店への販売支援強化で拡販を図っていく」としている。販売網を整えるため、年内までに同社製品の販売金額に応じて報酬率を設定する「パートナープログラム」を策定する。

 同社は、ウェブアプリケーションの配信に対応したアプリケーション・デリバリ・コントローラ(ADC)機器の開発に焦点をあてている。ワールドワイドのADC機器市場では、05年に34%のシェアでシスコシステムズからトップを奪ったとされる。日本では、アプリケーション配信で安定性や安全性、高速化を可能とする「アプリケーション・デリバリ・ネットワーキング(ADN)」を提唱しており、WAN(広域通信網)アプリケーション対応のネットワーク機器「WANJet」を中心にADC機器市場を確立する。「08年度には、圧倒的なシェアを確保し、ADC機器市場で確固たる地位を築きたい」意向だ。

 長崎社長は00年の入社後、セールスマネージャーやセールスディレクターなどを歴任。「国内事業は、間接販売が100%。代理店が売りやすい体制を整えていく」という。