ホスティング(ホスト)型業務ソフトウェアを提供する米ネットスイート(ザック・ネルソン社長兼CEO)は4月1日、全額出資子会社として日本法人(東貴彦社長)を設立した。同社の製品は、ウェブを通じたアプリケーション・サービスとして米国で急成長中のサービス型ソフト(Software as a Service=SaaS)。初期投資が少なく、場所を問わずデータにアクセスできるため、国内の既存パッケージ市場を脅かしそうだ。対象企業は従業員500人以下の中小企業。直販中心の米国と違い、国内では、ほぼ100%をチャネル販売するため、パートナー戦略を強化する。
日本法人ではまず、6月にCRMの2製品としてCRMの基本機能を搭載した「NetSuite CRM」と拡張性が高い「NetSuite CRM+」を投入するほか、ERP、CRM、ECの機能を備えたスイート製品「NetSuite」、フロントとバックエンド業務用の「NetSuite Small Business」の出荷を開始する計画だ。