【ソウル発】3月27日から、移動通信キャリアが携帯電話の長期加入者に補助金を支給し始めたことで、韓国の携帯電話市場がにぎやかだ。

 携帯電話補助金は移動通信キャリアが携帯電話価格の一部を加入者の代わりに代理店に支払う仕組みだ。補助金規模は加入期間と毎月の使用料金によって細かく分かれる。支給金額は5万ウォンから最大 21万ウォンまで。今回の措置は2006年3月27日から08年3月27日まで2年間実施され、この期間中1回に限り補助金がもらえる。

 携帯電話補助金は97年、個人向け携帯通信であるPCSが初めて導入して以来、加入者獲得競争に勝つのために新規加入者を対象に支給されていた。これによりユーザーは安い価格でハイエンド端末を購入することができたため、移動通信市場の早期定着に大きく貢献したと評価されている。

 しかし補助金支給はさまざまな問題も生み出した。移動通信キャリアは、過度な補助金支給により施設投資余力を大きく落としてしまったうえに、頻繁な携帯電話機種変更による資源の無駄使いも問題となった。そこで、03年3月から3年間、補助金支給が禁止された。

 政府が今回、携帯電話補助金の支給を解禁した理由は、禁止状態であってもこっそり補助金が支給されていた実態があったことと、DMB、Wibroなど新規サービス本格化のために端末市場を活性化させる必要性があると認めたからだ。
鄭載学(ジョン・ジェハク=BCNソウル特約記者)