ネットワンシステムズグループのサポート会社、ネットワークサービスアンドテクノロジーズ(NSAT、市川勝敏社長)は、事業拡大に向けてサービス事業の大幅な再編を実施した。ネットワンシステムズでサポートなどサービス事業を担当していた主要スタッフが同社に異動。ネットワーク機器の拡販に向け、グループ全体をあげてサポートサービスの強化を重点課題と位置づけた。2006年度(07年3月期)に前年度比10%増の売上高を狙う。

 グループ全体でサービス事業の拡大に踏み切ったのは、ネットワーク機器の低価格化による利益縮小をカバーすることが狙いだ。

 ネットワンシステムズでサービス事業を含めたソリューション開発に携わっていた市川勝敏氏が、4月1日付でNSAT社長に就任した。

 主力事業であるネットワーク機器の業績向上にはサポート強化が必要との判断が働いたためだ。

 市川社長は、「サポートは、ネットワーク機器を補完するものと見られている。しかし、サポートを強化しなければ全体のビジネス拡大はあり得ない。グループ連携で機器の販売増と利益率の向上を図っていく」としている。

 これまで同社では、顧客企業から修理依頼があった場合、全国に点在する物流拠点から、2時間以内で代替品を届ける体制を整えてきた。

 今年度はこれに加えて、「首都圏を中心にサポート拠点を6-8か所に増やす」ことにした。

 さらに、ネットワーク機器販売で優良顧客になっている企業に対しては、専門のサポート要員を配した“アカウントサポート”も提供して、「サービスをテコにネットワーク機器のリプレース需要を掘り起こしたい」と力を込める。

 「サービス事業の強化によって、ワンストップビジネスの提供が可能になれば、競合他社との差別化も明確になり、ネットワークの新規顧客を開拓できる。また、サポート部隊から顧客の声を吸い上げることで、ルータやスイッチなど主力機器に付随する製品の拡販やシステム提案にもつなげることができる」としている。

 ネットワングループでは、07年度までにサービス事業の売上比率を、現状の20%程度から40%に引き上げる計画。

 NSATの事業が目標達成に大きく貢献する可能性は高いといえそうだ。