セキュリティソフトの販売などを手がけるデジターボ(小坂崇氣社長)は、外部メディアへの情報持ち出し禁止やアプリケーション操作制御機能などを持つ法人向け情報漏えい対策ソフトを発売した。情報漏えい対策ソフトは、管理するクライアントPCにエージェントソフトをインストールするのが一般的だが、このソフトではその必要がなく、導入の手間を大幅に削減できる。同社がセキュリティソフトを販売するのは、ウイルス対策ソフトに次ぐ第2弾で、法人向け製品では初めてとなる。

 販売を開始したのは「SPECTATOR(スペクテーター)」。開発元はイスラエルのセキュリティソフトメーカーであるプロミセックで、デジターボが日本市場の総販売代理店となっている。プロミセックは、イスラエルほか各国では2004年に販売を開始しており、すでに100万クライアントを販売した実績があるという。

 USBメモリやCD─Rなど外部メディアへの書き込み禁止による情報漏えい防止と、セキュリティポリシーで利用が許可されていないアプリケーションの操作制限が主な機能。同等の機能を提供するソフトは多いが、管理するクライアントPCにエージェントと呼ばれるソフトをインストールしなくてもよく、導入の手間を大幅に削減できるのが差別化ポイントだ。導入方法は1台のPCに同ソフトをインストールして、禁止する操作などの設定を行った後、企業内LANにそのPCを接続するだけで済む。LANにつながる各PCが設定作業したパソコンとすべて同じ環境になる。

 価格は、1クライアント1万円(100-499クライアントの場合)。デジターボでは発売後1年間で5万クライアントの納入を目指す。販売においては、ディストリビュータのネットワールド(中村康彦社長)を発売元として営業展開する。

 デジターボは03年4月にウイルス対策ソフト「ウイルスドクター」を発売しセキュリティ市場に参入した。ウイルスドクターはこれまで約6万ライセンスを販売した実績があるという。だが、一般消費者向け製品で、法人向けのセキュリティ市場の実績がほとんどない。販売チャネルの構築や営業施策立案などは、ネットワークやセキュリティ関連製品の卸売りビジネスに強いネットワールドに任せたほうがよいと判断した。