ソフト開発のグローバルテクノ(滝川明郎代表取締役)は、自社開発したログ収集・解析ソフト「SentryTracer(セントリートレーサー)」の販売を開始した。アプリケーションサーバーやウェブサーバー、データベース(DB)などさまざまなシステムのログを一括収集し管理できることが特徴で、なかでも「DBの証跡を取る製品は初めて」(滝川代表取締役)という。発売後3年間で売上高20億円の突破を見込む。

 セントリートレーサーは、クライアントPCのほかウェブサーバーやアプリケーションサーバー、DB、プロキシサーバーなど企業の情報システムを構成するさまざまな機器の操作ログを収集して一元管理することができるセキュリティソフト。DBへの対応は、現在オラクル製品のみだが、今夏までにマイクロソフト製DBおよび日本IBM製DBにも対応していく予定だ。

 万一の事件・事故が発生した場合にその原因を早急に突き止めたり、情報漏えい対策に役立てることができる。収集するログのサイズが小さく、大容量のストレージを用意する必要がない。

 ソフト開発ベンチャーのグローバルテクノが自社開発したソフトで、IPA(情報処理推進機構)の協力を得て開発、今月から販売を開始した。IPAは同製品開発のために7500万円をグローバルテクノに提供した。製品価格は通常版が400万円から。通常版に比べ基本機能のみに制限した「ライト版」が160万円から。発売後3年間で20億円の売り上げを見込んでいる。

 同社では販売代理店を通じた間接販売を中心に据える。「10社の代理店を募る方針で、すでに数社とは契約済み」(滝川代表取締役)としている。

 グローバルテクノは、1997年9月に設立。ITベンダーからの下請け開発のほか、他社製品の代理販売および自社開発製品の販売を手がける。03年からセキュリティビジネスに参入しており、セントリートレーサーは自社開発の第一弾となる。