富士通(黒川博昭社長)は、ストレージ分野で大企業向け製品を一新したほか、SMB(中堅・中小企業)向けにはシステムパッケージ化を行うことにより事業を拡大する。2006年度(07年3月期)は、前年度比20%増以上の出荷台数を見込むほか、近い将来に国内ストレージ市場でシェア20%を目指す方針だ。

 ディスクアレイ「エターナス」シリーズの新製品として、大企業向けの「8000」4モデルと、中堅企業向けの「4000」4モデルを4月に発売した。佐々木一名・プラットフォームソリューションセンタープロダクトマーケティング統括部エンタープライズサーバ部長は、「昨年度は、現状より製品ラインアップが少なかったが、出荷台数が1ケタ成長と安定していた。今年度は、新製品の追加でストレージ事業の出荷台数を前年度比20%増以上にする」としている。

 SMB向けには、すでに「SX300」を市場投入しているものの、「従来は、サーバーのリプレース時にストレージも買い替えるといったケースが多く、ストレージ需要が増大しているわけではなかったため、拡販が図れなかったのは否めない」という。ところが、日本版SOX法が間もなく施行されるなど法整備が進むとともに、SMBでもデータ管理ニーズが高まっているため、「ストレージ機器を単品で販売するのではなく、バックアップやデータベースのソフトやファイルサーバーなどと組み合わせたパッケージ提供で、ユーザー企業を増やす」としている。「SX300」の出荷台数に関しては、今年度は前年度の3倍以上にあたる1000台を狙う。

 国内市場では、同社のシェアが17-18%で推移しているという。佐々木部長は、「シェア20%を達成するためには、今年度がカギとなる」としている。