米アダプテックの開発責任者であるロバート・コックス・プロダクト・マネージャがこのほど来日、本紙のインタビューに応じ、今年のロードマップの一部を明らかにした。同社は、周辺機器用インターフェイスボードや関連ソフトウェアのメーカーで、SCSIコントローラでは世界のリーダー企業の1社だが、業界は新規格のSAS(シリアル・アタッチドSCSI)によって世代交代期を迎えようとしている。

 コックス氏は「SASでもリーダーシップを握り続ける」として、7月にも第2世代の新製品を投入することを明らかにした。

 SASは、SCSIの後継インターフェイスで、2003年11月に仕様が確定、昨年後半から関連製品が登場、今年から本格普及期を迎えようとしている。

 「SASはさまざまな特徴を持っている。CPUとポイント・ツウ・ポイントでつなぐシリアル接続なので、ハードディスクを増設してもスピードは落ちず、スケーラビリティに優れている。信頼性の面ではデュアルポートであり、1台が故障してももう1台がカバーする。カード1台でSASもSATA(シリアルATA)もサポートできるというコンパチビリティもある」とコックスマネージャーは強調、SASは一気に普及していくとの見方を示した。

 とくに、アダプテックの製品は①スナップショットバックアップにより、システムをダウンさせずにテープにまでバックアップ可能②オプティマイズド・ディスク・ユーティライゼーションという機能により、サイズの異なるディスクでも空き容量を効率よく使用可能にする③RAIDレベル5EEという機能により、ディスク最適化を行う──などの機能を強調、市場をリードしていくことに自信を示した。

 7月には、すべてのRAIDをサポートするAdaptec3800SAS、サポートするRAIDを絞った1800SAS、サブエントリ、エントリレベルサーバー向けの2830SAを発売する。「CPUのワンチップ化、ボードサイズの小型化などを実現した第2世代の製品」と位置づけている。