オールアバウト(江幡哲也社長)は、同社が運営するライフスタイル提案型のショッピングサイト「All Aboutスタイルストア」を5月、オープン1年を機にリニューアルした。

 従来通りのデザイナーズブランドの家具や家電などの販売に加え、新たに全国各地の腕に自信のあるクリエーターや職人などが作った数量限定の「こだわりの商品」の販売を開始した。

 低価格を売りにしたECサイトなどとの差別化策を推進し、「ネット上のセレクトショップ」という概念を強化する。今後、「All Aboutスタイルストア」の取扱商品点数を「現在の2000点から1万点に拡大する」(小林秀次・スタイルストア事業部マーケティングチームチーフ)計画だ。

 今回、販売を開始したのは全国のクリエーターや職人などが手がけた希少な商品の販売機会を設けるとともに、こだわりの逸品を買いたいとする消費者ニーズをマッチングさせる仕組み。食品などの一部は「つくり手」から消費者に直送するが、基本的に決済、物流はオールアバウトが担う。

 商品を売りたい「つくり手」は、情報提供総合情報サイト「オールアバウト」に登場する専門知識を持った「ガイド」などで構成する審査機関を経て、販売の機会を得ることができる。

 審査をクリアした「つくり手」は「All Aboutスタイルストア」で3か月間で商品を販売する。そのなかで注目度の高い有望な商品については、継続販売するチャンスもある。

 現在、54人の「つくり手」が登録、自ら手がけた商品を販売している。同社では「今後2-3年に『つくり手』を1000人に拡大したい」考え。

 オールアバウトの昨年度(2006年3月期)の売上高は31億2300万円(前年同期比41.2%増)で、このうち総合情報サイト「オールアバウト」の広告売り上げが約9割を占める。将来的には、広告への依存度を分散させていく方針で、ECサイトを新たな事業の柱の1つに位置づける。