【ソウル発】長期加入者を対象とする移動通信キャリアの端末購入補助金競争に引き続き、超高速インターネット業界でもFTTH加入者の奪い合いが本格的に始まっている。

 Hanaroテレコムは、5月から最高100Mbpsの「光LAN」の利用料を業界最安値である月2万7400ウォンで提供している。この料金はKTの3万600ウォン(3年契約)、Powercomの 2万8000ウォン(3年契約)より安い。ただしKTとPowercomは3年契約での割引料金だが、Hanaroテレコムの料金は4年契約で、40か月契約だと月2万8000ウォンになる。

 光LANサービスは、専用回線をマンションに引き入れてLAN方式を利用し各家庭に超高速インターネットを提供するもので、日本のマンションLANのようなサービスだ。Powercomが昨年9月に新規参入してから火がつき始めた超高速インターネット分野の価格競争にHanaroテレコムが油を注ぎ、より激しくなっている。KT、Hanaroテレコム、Powercomの3社は料金のほかに光LANサービスのカバレッジ拡大の競争も繰り広げている。

 Hanaroテレコムは6大広域市を中心に提供している光LANサービスを今年中に全国22か所の市、郡にまで拡大させる計画だ。計画通りになればHanaroテレコムの光LANサービス地域は現在全国カバレッジ33%から来年には60%以上に広がる。

 一方、Powercomは現在400万世帯であるサービス地域を年末まで600万世帯に増やすことにした。KTも現在新築マンションが中心となっている光LANサービスを古いマンションと一戸建てまで拡大させようとしている。

 光LANが本格的に発売され始めた昨年8月─今年2月までの期間でみると、各事業者別加入者はKTが79万3070人で1位、Hanaroテレコムが52万2628人で2位、Powercomが13万6515人で3位となっている。

 Hanaroテレコムは料金値下げによって今年末までに光LAN加入者を80万人獲得することを目標としている。

 光LANはこれからも料金値下げ競争が続く見通しで、HanaroテレコムとPowercomの攻勢によってKTの超高速インターネット市場シェアは4月、51%から49%に落ちている。
趙章恩(チョウ・チャンウン=ITジャーナリスト)