ネットワーク系SIerのネクストコム(山本茂社長)は、ネットワークシステム構築とIP関連機器販売、システム開発の3事業連携で統合ビジネスの確立を図る。

 同社は、2004年12月にIP関連機器販売のアダムネットとシステム開発系SIerのビーエスアイの2社と統合。ネットワークやIP関連、システム開発の3事業を手がけるようになり、昨年度の売上高が443億2900万円(前年度比4.2%増)となった。しかし、山本社長はこの実績に満足していない。「昨年10月に売上高を600億円と見込んでいたが、これを今年2月に下方修正した。売上高は確かに前年度より増えたものの、決して順調だったとはいえない」としている。

 今年度中に成長軌道に乗せるため、4月1日付で組織を大幅に刷新。これまで製品別に分けていた営業組織を「PBX・コールセンター」や「キャリア・サービスプロバイダー」「パートナー・エンタープライズ」などマーケット別の事業本部に再編したほか、各事業本部の傘下にあったシステムエンジニア部を「SSE(セールスサポートエンジニアリング)本部」に集約した。また、営業活動全体をモニタリングする補佐的な組織「営業統括推進室」を新設するなど、「各事業が連携する体制が整った」としている。

 今年度は、468億円(前年度比5.6%増)の売上高を見込む。山本社長は、「国内ネットワーク市場は、ハードウェアの売価下落がシステム構築に大きなダメージを与えている。踊り場を迎えているなか、まずは売上高を増やすことが重要」としている。なお、企業が成長するための3か年経営計画を7月初旬までに発表する予定で、具体的な内容を詰めている。