NEC(矢野薫社長)は、中堅企業向けERP「EXPLANNER/Ai(エクスプランナー アイ)」拡販のため、販売店向けパートナー制度「Aiパートナー制度」を今月中に始める。手薄だった中堅企業向けERP事業を拡大させるためには、直接販売とともに販売店を経由した間接販売の強化が重要だと判断。同製品に特化した支援制度を設け販売店が売りやすい体制を築く。ビジネスPCやサーバーなどのハード製品だけでなく、パッケージソリューション分野でも販売店との結びつきを強めていく。

 「EXPLANNER/Ai」は、販売、会計、人事・給与機能を提供する基幹業務パッケージソフト。中堅企業向けERP市場を開拓するための戦略商品として位置づけ、今年5月に機能を拡張した。

 NECは今年度の販売店向け施策として、ビジネスPCやサーバーなどのプラットフォーム製品に加え、中堅・中小企業向けパッケージソリューション分野で販売店との協業を強化ポイントに置いている。「Aiパートナー制度」の開始は、この強化施策の一環として始める。

 今月中にNECが接点をもつ全国約400社の販売店を中心に参加を呼びかける。参加企業の目標数値は特に設けていないが、Aiの販売目標としてパッケージライセンスほか関連するハード、ソフト、サービスを合せて、2008年までの3年間で売上高800億円の突破を掲げている。これまでAiの前バージョンにあたる「EXPLANNER」関連のSEを抱える販売店は、「100社以上は存在する」(パートナービジネス推進本部)という。

 Aiパートナー制度では、Aiの導入と保守サービスを提供できるSEを抱えるITベンダーを募集し育成する。機能や導入に対する教育のほか、技術および販売面での情報提供、SI支援では開発基盤やソースコードの利用も許可する。

 田中重穂・パートナービジネス営業事業本部長は、今年度の事業方針として①プラットフォームビジネスの拡大と、②中堅・中小市場市場攻略─を挙げ ている。中堅・中小企業開拓については、パッケージソフトと販売店のスキルアップを掲げている。

 プラットフォームビジネスについては、日本国内のIAサーバー市場の11年連続トップシェアを至上命題として、「台数ベースで前年度比15─20%の成長を目指す」としている。