サイボウズ(青野慶久社長)は、各種の申請書をインターネット上で申請・承認および管理するワークフローソフトウェア「サイボウズ ワークフロー for ガルーン2」を販売開始し、内部統制関連ソフトウェア市場に本格参入した。

 会社法が施行され、日本版SOX法の施行も近いことから、業務の可視化・透明性が企業に求められていることに着目。申請・承認業務を電子化するニーズが強まると判断した。これまでワークフロー機能については、グループウェアのオプションとして提供してきたが、今回初めてワークフローのみのソフトを用意した。

 新製品は、同社の大企業向けグループウェアの最新版「ガルーン2」に組み込む形で利用するため、導入にはガルーン2が必要。価格は、1ユーザー1万2000円(50ユーザーの場合)。今年度(2007年1月期)までに1万ユーザーの獲得を目指す。ガルーンのユーザー数は現在約990社・42万人で、まずはこのガルーン利用企業を中心に売り込む。ガルーンのオプションとしてすでに提供中のワークフロー機能を利用しているユーザーは5万人いるという。野水克也・プロダクト本部プロダクトマネージャー兼マーケティングディレクターは、販売計画について「3年で5万ユーザーを集めた実績を考えると極めて控えめな数値。内部統制の機運の高まりをみれば、達成は十分に可能」と話している。

 この製品では、出張・交通費の精算、稟議書申請・承認などの業務をインターネット上で行う。申請経路や申請内容をユーザーが設定する。操作履歴を保存しておくため、業務の可視化に役立つという。特徴的なのは、携帯電話でも申請や承認を行うことが可能な点。携帯電話に対応するワークフローソフトは、数社しかないという。

 内部統制体制を整備するためのワークフロー製品は「複雑で使いにくいソフトが多い」ことから、簡単な操作性に重点を置いたとしている。