デザインエクスチェンジ(DEX、リン・ハウ・アルバート社長)が素材ソフトの企業向け販売を強化している。今年6月から100ユーザー以上を対象とした「満タンサーバー」および10ユーザーからの中・小規模を対象とした「同 L」を販売開始。デザイナーや印刷業界のほか、一般企業のニーズを掘り起こす。

 DEXでは従来、複数ユーザーは、1パッケージ1ライセンスの「満タンシリーズ」をマルチユーザー契約して対応していた。しかし、「パッケージを主体に複数で利用するのは使い勝手が悪い」(山本隆・マーケティングセールスグループ営業部部長)ことや、デザイナーや印刷業界などに限らず、一般企業での利用ニーズが増えてきたことから、今回サーバー製品を発売した。企業内のサーバーでコンテンツを共有して使いたいというニーズに対応する。さらに、100ユーザー以上対象の「満タンサーバー」では、膨大な画像データを単語やフレーズで検索できることも特徴としている。

 一般企業での利用ニーズは、「ここ2-3年」で拡大傾向にあるという。その理由として山本部長は、「カラープリンタの普及により、プレゼンテーション資料をカラープリントするビジネスマンが増えた」ことが後押ししていると見ている。同社のユーザー構成比は、以前は4-5割をデザイナーやクリエーターが占めていた。しかし現在は、63万人のユーザーのうち、30%がデザイナーやクリエーターで、残り70%が飲食業や企業、コンシューマが占めているという。そのため今後、積極的にビジネスユーザーにアプローチし、潜在需要を掘り起こしていく方針だ。

 販売方法としては、まずは直販のほか、プリンタなどを扱う事務機系販社とのアライアンスを強化していく。さらに、サーバーを扱っているSIerとも連携したい考えだ。「満タンサーバー」および「同 L」は、1年間で合計50セットの販売を目指す。

 パッケージソフトの売り上げは横ばいと見ているが、パッケージ、サーバー製品、OEMライセンス販売トータルの今年度(2006年度12月期)部門売上高は、前年比1.5-2倍を目指している。