東京エレクトロン(佐藤潔社長)はウェブアプリケーションやデータベースなどを保護・監視する「セキュアスフィア」を発売し、データ・セキュリティ事業に着手した。今年度(2007年3月期)、同製品で1億円の売り上げを見込んでおり、09年度にはデータ・セキュリティ事業で売上高10億円を目指す。

 セキュアスフィアは、顧客情報や決済などの機密情報に対して外部や内部からの不正アクセスを防ぐアプライアンス製品で、米インパーバが開発した。ウェブアプリケーションへの不正アクセスを防ぐ「ウェブアプリケーション・ファイアウォール(WAF)」など4モデルを用意した。価格は、WAFで567万円からなどとなっている。

 同社がデータ・セキュリティ事業に着手したことについて、コンピュータ・ネットワーク事業部マーケティンググループの松永豊氏は、「現段階では、市場規模がウェブアプリケーション・ファイアウォールを中心に2-3億円規模と小さい。しかし、データ保護へのニーズが高まっていることから今後は成長が期待でき、09年には20億円まで拡大することが見込めるため」という。同社では、「09年にはデータ・セキュリティ市場で50%のシェアを獲得する」(同)方針を掲げる。

 また、ネットワーク機器メーカーのF5ネットワークスが提供するアプリケーション高速化が可能な「BIG-IPアプリケーションアクセラレータ」シリーズなどアプリケーション・デリバリ製品の拡販に力を入れており、「アプリケーション・デリバリ分野でのビジネスを拡大するためには、データの保護と内部統制に必要な機能を提供するデータセキュリティビジネスへの着手が重要と判断した」(天野勝之・コンピュータ・ネットワーク事業部長)としている。