KDDI(小野寺正社長)はセキュリティと耐衝撃性・耐水性を向上させたauのビジネス携帯「E03CA」を今年12月に発売する。直販主体だが、auショップで取り寄せなどにも対応する。auショップの約20店舗を選定代理店として法人向けのサポートも請け負う。

 新製品では管理者側から各端末のアドレス帳やEメールなどに利用制限をかけられる「利用者制限機能」を追加した。この制限機能を応用すれば、携帯電話に情報を保持しない「シンクライアント」としての活用も可能になる。そのほか遠隔操作でのデータ削除やアプリケーションダウンロード、バージョンアップなども管理者側で一括管理が可能。

 さらにユーザー自身が固定電話などを通して、一定回数着信を繰り返すことで、遠隔オートロックおよびデータ削除もできる。

 また、来年1月からは「E03CA」で利用できる新サービス「Business Messenger(ビジネスメッセンジャー)」を試験提供する。最大20人のグループ間で音声やテキスト、画像を送受信できる同サービスは全国のauエリア内で利用可能。業務連絡などを一斉同報で送ることで迅速な情報伝達が可能になる。

 そのほか、管理者側から部単位、プロジェクト単位など、社員をグループ分けし登録できる「カスタマーコントロール機能」を付加した。社員がメンバーの登録されたグループをダウンロードするだけで登録でき、各社員が個別にアドレス登録する手間を省いた。

 同社は法人向けモバイルソリューションの営業に注力することで、他社との差別化を図っている。「10月24日から始まる番号ポータビリティで、モバイルソリューションは大きな訴求力になる」(小野寺社長)とみている。