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レノボ 売上目標2ケタ成長へ 2種類の販売モデルで差別化
2006/10/02 18:04
週刊BCN 2006年10月02日vol.1156掲載
また、シェア拡大に向けて、3月に発売した新ブランド「レノボ3000」シリーズを、SMB(中堅・中小企業)やSOHO向けに販売していく。同シリーズは、デスクトップで5万円台から、ノートで6万円台からと他社に引けを取らない価格帯に設定。「主力ブランド『Think』シリーズで開拓できなかったユーザー企業に、競争力のある価格で販売のアプローチをかけていく。レノボ3000シリーズが、シェア拡大を進めるための中核製品」(天野社長)としている。
販売では、2種類の販売モデル「デュアル・ビジネス・モデル」の構築を急ぐ。低価格モデルを即納で提供する「トランザクション・モデル」と、CTO(注文生産方式)ベースでパソコンを提供する「リレーションシップ・モデル」の体制を敷いた。
米IBMが中国の大手パソコンメーカーである聯想集団(レノボグループ)にパソコン事業を売却し、レノボ・ジャパンの設立から、すでに1年以上が経過している。前社長の向井宏氏は、日本IBMとの連携や販売代理店支援の強化を徹底、基盤づくりに力を注いだという。天野社長は、「(私の役割と)前社長の役割は異なる。基盤が整った企業を成長路線に乗せるためにも、直販とパートナービジネスの両方に効果をもたらす販売体制を構築し、競合他社とは一線を画したビジネスを手がけていく」としている。
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