SAPジャパン(ロバート・エンスリン社長)は、企業のコンプライアンス活動とリスク管理を支援する新製品を日本市場に投入する。今年5月に買収した米ヴァーサ社の製品を合わせた製品群「GRC(ガバナンス・リスク・コンプライアンス)ソリューション」のうち、3製品の英語版を今年中、日本語版を来年1-3月中に発売する。これを機に、GRD関連の国内パートナー協業を強化するほか、「内部統制トレーニングコース」を開設し、導入を促進する。

 今回発売する3製品は、企業ポリシーや取締役議事録、法規制などのデータを単一システムに記録および保存する「SAP GRC Repository」、業務プロセス上のリスク情報を自動的に集約し、監査対応力を高める「SAP GRC Process Control」、財務リスクなどを特定し、ビジネスに与える影響を分析する「SAP GRC Risk Management」。価格は「当社の大企業向けERP(統合基幹業務システム)とライセンスを一緒にするかを含め、未定」(大久保尚・ERPファイナンシャル)という。

 同社は、今後もGRCソリューションの製品ラインアップを増やす。米国では、シスコ・システムズの製品と連携することを決定している。