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インターネットイニシアティブ “負の遺産”の処理が完了

2006/10/16 18:04

週刊BCN 2006年10月16日vol.1158掲載

▲東証マザーズ(3774)
▲06年始値 51万円
▲本年高値 58万4000円(1月12日)

 インターネット接続の草分け的な存在で1993年にサービスを開始。国内より先に米国市場で株式公開したことでも話題を集めた。東証マザーズへの上場は昨年12月。ネットワークシステムの構築・運用やセキュリティ関連サービスの拡大で業績は好調。とくに企業のアウトソース指向を反映してシステムの運用受託が急増している。06年4-6月は売上高が前年同期に比べ26%増、経常利益は47%増。07年3月期は売上高550億円(前期比10%増)、経常利益63億円(同17%増)と当初計画を上回る見通し。

 ソニーなどと設立した子会社のクロスウェイブが03年に破綻したことが経営の足かせだったが、今年8月に減資で245億円の累積損失を一掃した。配当実施が見えてきたほか、“負の遺産”の処理が終わったことで大胆な事業展開が期待される。
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