【北京発】中国インターネット協会が主催し、中央政府、北京市政府関係官庁が協賛して北京国際会議センターで開催されていた第5回中国インターネット大会が、9月23日に終了した。3日間の開催期間中、大勢の参加者者たちが新しいネット技術などを満喫した。

 インターネット業者交流プラットフォームとしてアジア最大規模を誇る同大会の参加者は今回、1万人に達したという。ここでは、中国インターネット協会の年次総会「2006中国インターネット大会展示会」も同時に開かれた。今年4月に「文明弁網(文明的ネット運営)」運動が発足して以来、官民合同で低俗なコンテンツ、不正広告を自粛することに取り組んでいるなか、インターネット協会は、実績のある企業・個人を「自律貢献賞」「公益企業賞」として表彰した。また、大会では、出席者に対し「文明弁網、文明上網(文明的ネット利用)」を呼びかけ、「12321全国反スパムメール署名キャンペーン」には数千人が参加した。

 中国のインターネット産業は、海外で成功しているビジネスモデルや最新の技術、大量の資本を取り入れたことで、05年度の規模は375億元に達し、成長率は30%に及ぶ。賽迪顧問(www. ccidconsulting.com)の分析によると、インターネット産業は、30%の成長率を持続し、2010年の総規模は1550億元になる見込みだ。

 中国は昨年来、ネットバブル時代の影響から脱し、徐々にアプリケーション主導型の理性的な段階に入っている。産業構造は、依然としてインフラサービスが55%を占めるが、トレンドはアプリケーションサービスに移りつつある。今後は、アプリケーションサービス業の急速な発展がインターネット産業を成長させる推進力になる見込みである。

 中国は1億人以上のインターネットユーザーを誇るが、普及率としては、まだ9%にすぎない。ここに成長の余地が十分にあるといえる。

 中国のインターネット関連企業は投資家にとっても注目の的となろう。
魏鋒(ウェイ・フェン=ACCS上海事務所所長、Shanghai@accs.or.jp)