ソフトクリエイト(林宗治社長兼COO)は、企業の内部統制強化に向け、中堅企業を対象にしたASP型ワークフロー「上様!申請ですよ」の提供を開始した。同社はデータセンターを保有し、ホスティング事業を手がけるが、ASP型のサービス提供は初。企業が100ユーザーで利用した場合、ワークフロー製品を購入するより、初期投資を含めてASP型のほうが低コストになる。加えて、オービックビジネスコンサルタント(OBC)の財務会計ソフトウェア「勘定奉行」と連携するオプションを提供する。ASP型ワークフローは、直販を中心に売り込み、今年度中にチャネル販売も開始して、初年度1億円の売上高を目指す。

 「上様!申請ですよ」は、同社既存のプロダクトであるEC(電子商取引)サイト構築パッケージ「ecbeing」で立ち上げた企業サイトのホスティング技術と、ウェブフォーム・ワークフロー「X-point」の日本型プロセスに対応した電子申請や文書管理ノウハウを生かして開発した。同ASPでは、「X-point」の交通費精算や稟議書、営業日報、発注書など、どの企業でも利用する汎用的なフォーム37種類を利用できる。

 企業はまず、同社サイトなどから申込み手続きをした上で、発行されたURLへログインし、担当者が社員名や組織名など企業マスター情報を登録する。

 さらに、あらかじめ用意されたテンプレートから利用するフォームを選択し、各社員にURLやID・パスワードを配布するだけで利用できる。

 同ASP担当者の鷲塚真吾・営業本部営業第4グループグループ長・課長は「内部統制への対応が急務だが、サーバー代やトラブル対応などを考えると、パッケージ導入に二の足を踏む。ASP型であれば、初期投資が少なくて済み、安定した稼働が保証され、割安で利用できる」と、コストや機能面での優位性を強調する。

 価格は、90ユーザー利用の場合で、初期費用5万円、月額7万円(いずれも税別)で提供。従業員150人程度の中堅企業を対象に拡販し、初年度は100社に導入し、1億円の売上高を見込む。

 一方、業務・資本提携するOBCの「勘定奉行」と同ASPを連携するためのオプション製品を15万円で販売する。両製品が連携することで、「勘定奉行」への経費の仕訳入力や申請・提出金額の検算、記入漏れチェックなどの問題をクリアできるという。