ネットワーク機器メーカーの台湾アクトンテクノロジーは、自社ブランドスイッチ「エッジ・コア」の売上比率を、現状の20%から5年以内に50%まで引き上げる方針を打ち出した。日本や欧州など新規参入した市場で販売代理店とのパートナーシップを強化し、製品の拡販を図っていく。まずは、「エッジ・コア」の伸び率20%を維持し成長軌道に乗せる。

 同社のスイッチ販売は、OEM供給が中心になっている。昨年の売上比率はOEMが80%、自社ブランドで20%だった。カシェウ・チェン・セールス&マーケティングセンター担当バイスプレジデントは、「知名度を上げるには、主力スイッチ事業を拡大していかなければならない。そこで、自社ブランド製品をさまざまな国で販売することが業績増のカギ」としている。

 同社のスイッチ開発技術は、品質面で大手ネットワーク機器メーカーを中心に評価が高く、ワールドワイドでOEMを含めたマーケットシェアは昨年、L2で20%、L3で18%を獲得したという。しかし、スイッチがコモディティ化し、市場が成熟していることから、OEM事業を一段と拡大していくのは難しいと判断したわけだ。エッジ・コア・ブランドビジネス担当ディレクターのジューン・チャオ氏は、「これまでOEMで供給してきたノウハウを生かしているため、エッジ・コアは低価格であるにもかかわらず機能面で他社製品と変わらないのが最大の売りだ。こうした点を訴えることにより、新規参入の地域で確実に拡販できる」と明言しており、市場が低迷しているなかで売上成長率20%を維持していく。

 日本市場では、ネットワーク機器の大手ディストリビュータであるシーティーシー・エスピー(CTCエスピー)と販売代理店契約を結んでいる。同社の岩本康人社長は、「機能や安全性という点では大手メーカーの製品と全く同じで、価格が安いため、ユーザー企業から多くの反響がある。しかも、販売代理店である当社に対しても、他社製品より高い粗利率を設定している。日本市場でエッジ・コアのシェアを高めていく」としている。