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シーア・インサイト・セキュリティ ログ収集の新ラインアップ 収集ルールの作成を支援
2006/11/13 18:07
週刊BCN 2006年11月13日vol.1162掲載
シーア オーディターは、クライアントとサーバーから出るログを収集するルールづくりと、そのルールに基いて正常にログが収集できているかを自動監査する。どのデバイス、何の操作履歴情報をログとして収集・保存するかといったルールづくりを支援。そのルールに基づいてログが収集・保存されていなければ警告を出す。ログは、内部統制の観点から企業にとって必要不可欠な情報となり、ログ収集ソフトの需要も高まっている。ただ、クライアントやサーバー、ファイアウォールなどのさまざまな機器から出るログ収集のポリシーづくりは、「システム管理者の負担が大きい」(古田英一朗・取締役執行役員ビジネス統括本部長)という。情報処理推進機構(IPA)が進めていた「2004年度第一回情報セキュリティ対策事業」において採択を受け商品化。対応OSはウィンドウズに加え、レッドハッドのLinux。価格はオープンで代理店により異なる。
シーア・インサイトはこれまでログ収集関連ソフトにビジネスを絞り、これまで5製品を開発してきた。(1)クライアントのログ収集(2)サーバーのログ収集(3)サーバーログの格納ソフト(4)サーバーログの監視(5)ログ解析――の5つで、オーディターの投入により一連のログ収集に必要な製品が揃ったことになる。
同社ではオーディターの販売だけでなく、今後新製品を複数投入しラインアップを増強する計画。年内にはログの格納ソフト「SEER LogHost(シーア ログホスト)」の新版を発表する。
また来年には、携帯電話を使った個人認証システムをリリースする予定。携帯電話のカメラを使い、正規のユーザーが撮影した映像を認証サーバーに登録し、複数枚用意された画像のなかから、撮影した映像を選ぶことで認証する仕組みという。来年にはログ収集だけでなく、認証ソフト市場にも進出する。
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