COBOL開発環境(コンパイラツール)「ACUCOBOL-GT」を提供する東京システムハウス(髙橋勝也社長)は、汎用機のオープン化移行に向けたサービスなどを拡充する。

 現在、汎用機を所有する企業の大半が、完全撤去を計画。同ツールを利用してCOBOL言語を継承・発展しつつオープン化する「メインフレーム・マイグレーション・サービス(MMS)」などを、ユーザー企業や汎用機を扱うSIerなどと共同で拡大。スムーズにERP(統合基幹業務システム)など業務システムと連携したシステム構築を行う。また、オープン環境へ移行した企業に対し、ホスティングなどを提供することも検討している。

 同社のMMSは、同ツールを使い汎用機上の既存COBOLプログラムをオープンOS上で稼働させるほか、リソース変換や各種ミドルウェアの連携技術、プロジェクト遂行ノウハウなどを集約したサービス。汎用機の出荷は6年前の半分以下に減り、ユーザー企業や身近なSIerに汎用機を扱うベンダーが少なくなっているため、同社への期待が高まっているという。

 このため、同ツールのパートナー組織「ACUCOBOLソリューション・パートナーズ・グループ(APG)」(148社)や汎用機を扱う大手SIベンダーと連携し、MMSのスキームを提供したり、直接同社がサービスを受注することを増やす。「汎用機を保有する企業では、ERPなどを導入するマイグレーションが増えている。しかし、COBOL環境を移行する方法を知るベンダーが減っているため、当社が後方支援する」(林知之・取締役ネットワークビジネス事業部長)という。