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シンクプラス ネット通販などで活用進む 独自技術でブラウザ画面を共有

2006/12/04 18:09

週刊BCN 2006年12月04日vol.1165掲載

 ソフト開発のシンクプラス(川北潤社長)は、主力商材の受注件数が今年度(2007年3月期)大幅に伸びる見通しを明らかにした。インターネットブラウザで閲覧している情報を第三者と共有する通信基盤「シンクシリーズ」の法人向け累計受注件数は、今年度末までにおよそ100件に達する見込み。昨年度の同受注件数は10件ほどだったのに比べると、引き合いが急増した。

 顧客とのコミュニケーションを重視するインターネット通販事業者やグループ企業内の意思疎通の円滑化、販売代理店向け支援システムなどの用途で受注が相次いでいる。シンクシリーズのライセンス販売が順調に進んでいることなどから、今年度の売上高は前年度比約2倍の6億円を見込む。

 パソコンに表示される画面を他人と共有するシステムは従来からあるが、共有の範囲が広すぎて情報セキュリティの観点からみて好ましくないことが課題だった。シンクシリーズは、共有する情報をブラウザに表示される情報のみに限定する技術を独自に開発したことで課題を克服。セキュアな視覚共有を実現した。

 法人向けのビジネスを拡大するととともに、来年度に向けてコンシューマ向けのサービスの普及にも力を入れる。

 現在は主要インターネットプロバイダなどサービス事業者にシンクシリーズの採用を働きかけている最中で、川北社長は「反応は上々で手応えを感じている」と話す。シンクシリーズの技術を活用した「ブラウザ通信基盤」を構築し、サービス事業者から利用料を得ることで売り上げ増へと結びつける。
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