NECネクサソリューションズ(渕上岩雄社長)は、来年度(2008年3月期)から3か年の中期経営計画をスタートさせる。1月下旬までに骨子を決める予定。渕上社長は最終年度の09年度に「売上高2000億円以上、営業利益率5%の確保」を目指す業績目標を明らかにした。ここ数年の売上高・利益ともにほぼ横ばいの状況から一転、急速に成長させる指針を示している。

 具体的な強化施策は詳細を詰めている段階だが、基本戦略は競争力があると判断した現状の製品・サービスを戦略商品に選定。プロモーションを活発化させるなどで認知度を高め、拡販に結びつける。また、中堅企業をメインターゲットにする体制をより明確にする。これまでも中堅企業をメイン顧客に据えていたが、「実際は大手顧客の比率が高まっていた」(渕上社長)という。

 強みの分野としては、インターネットVPN(仮想私設網)の「Clovernet(クローバーネット)」、コンソーシアムを結成して販売するERP「GRANDIT(グランディット)」などをあげている。クローバーネットの回線獲得目標数は09年度までに約11万回線としている。

 営業展開では両面作戦をとる。大企業はNECとの連携を推進し、中堅企業はNECネクサソリューションズ独自の営業展開のほか、「NEC情報サービス事業グループ(NEC-NETグループ)」との協業もさらに進めていく。

 渕上氏は、昨年6月20日にNECの執行役員と兼務でNECネクサソリューションズの社長に就任した。