米シマンテックでアジアパシフィック市場のコンシューママーケティングを担当するステファニー・エドワーズ・シニアディレクターが来日した。この機をとらえ、日本とアジア地域のマーケットの現況と、3月6日に発表する新ブランド「Norton360」の優位性などを聞いた。

 ──日本でシェアが落ちている。

 「新規参入企業の登場や新コンセプトを打ち出した製品が登場した時、シェアが一時的に落ちるのは当然。それほど心配していない。今年は新ブランド『Norton360』をリリースする。過去最高のシェア獲得を狙いたい」

 ──更新費用0円や、1ライセンス3台のPCに利用可能モデル、複数年ライセンス版といった新コンセプトの製品が登場した。追随の可能性は。

 「その地域ごとにもっとも最良な方法は何かを常に検討している。だが、今は予定はない」

 ──「Norton360」の機能は、すでに販売されている総合セキュリティソフト「Norton Internet Security(NIS)」と重複するが…。

 「『360』は、ほぼ全自動で総合的な対策を施せる。特別な知識はまったく必要ない。これまでのラインアップでは開拓できなかった初心者向けの製品だ。一方、「NIS」は中・上級者層のニーズにも対応できる詳細な機能設定ができる。アプローチするユーザー層によって製品のすみ分けを図る」

 ──「Windows Vista」登場による影響をどうみる。

 「『Vista』の登場により、セキュリティに対する消費者の意識が高まり向上した。追い風になる」

 ──日本をはじめとしたアジア市場でのマーケット環境は。

 「日本市場の成長率は2ケタ成長が見込め、今後も需要は強いはずだ。ただ、アジア市場のなかで成長が著しいのは日本よりも中国とインドだ。各国販売チャネルに特色がある。インドは、個人商店のような小規模なショップが小売りのメインになっている。アジアでも各国に合わせた流通経路を用意する必要性を感じている」