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弥生 初夏には顧客管理のネットワーク版 販売と顧客管理の新製品を出荷
2007/03/26 19:58
週刊BCN 2007年03月26日vol.1180掲載
販売管理ソフトは、今回の出荷でネットワーク、プロフェッショナル、スタンドアローンのすべてを最新版にした。ネットワーク版は「弥生販売NE06」を発売後、初めてのバージョンアップ。名称を「弥生販売07ネットワーク」に変更し、プロジェクト別の集計機能など、中規模事業所のニーズが強い新機能を新たに搭載した。
販売管理ソフト「弥生販売07」のプロ版とスタンドアローン版は、ネットワーク版のコードへと移行し、台帳管理の利便性や請求・回収・入金管理を可能にするため、機能性を高めるなど改良した。いずれも今回の新版からマイクロソフトの無償データベース「SQL Server2005 Express Edition」を採用し、データ容量を従来の1ギガバイトから4ギガバイトに拡張。顧客管理ソフト「弥生顧客07」は、2年ぶりのバージョンアップで、印刷機能や操作性を向上させている。
初夏には給与ソフトで同社初となるネットワーク版をリリースする計画。「ネットワーク版は、販・財・給の基幹システム製品が揃い、SIerなどに販売機会をより一層提供できる」(竹之内学・執行役員)と、期待する。
一方、4月には、札幌市にカスタマーセンターと品質保証部門の拠点を新設する。現在同社には大阪市に同様のセンターがあるが、「災害などに備え、リスク分散する。札幌拠点は将来的に100席体制にする」(飼沼社長)という。中国・大連には、ライブドアが保有していた人員を採用するなどで、100%子会社の「弥生(大連)軟件開発有限公司」(敷地面積500平方メートル)を設立。ソフト開発の早期化などを充実させる方針だ。
弥生製品のユーザー数は、今年2月末で60万件を突破。このうち、有料のサポート契約数が13万件に上っている。
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