フォン・ジャパン(アントニオ・フエンテス・アヤラ社長)とブラステル(田辺淳治/川合健司・共同代表取締役)は、WiFi接続環境の提供で業務提携した。ブラステル提供のISPサービス「ブラステル・インターネット・プロバイダ(BIP)」でワールドワイドのWiFiコミュニティプロジェクト「FON」を提供。この提携により、個人ユーザーによる無線LANネットワークの開放・共有が活発化する可能性を秘めている。

 フォン・ジャパンにとっては、ブラステルの「BIP」会員に対してFONを認知させることが目的。ブラステルにとっては、ISP事業の立ち上げに合わせて「FON」を提供することで多くのユーザーを獲得することを狙いとしている。ノートパソコンをはじめ、デュアル端末の「スマートフォン」や、オンラインゲームが可能なポータブルゲーム端末などWiFi環境に対応した機器が広がっており、両社は「いつでもどこでも」をコンセプトとしたインターネット接続環境を構築するため提携に踏み切ったという。

 「FON」サービスは、ユーザーが自宅やオフィスなどの無線アクセスポイントを開放し、共有できることが特徴。2005年11月のサービス開始から、現段階では世界150か国で約32万人の会員を有している。無線アクセスポイントに関しては約12万か所に達した。国内では、昨年12月5日からサービスが開始され、会員数が約1万7000人、無線アクセスポイントが約8500か所になっている。

 ブラステルは、国際電話サービスを中心に事業を手がけており、最近では低価格を売りとしたASP型のIPセントレックスサービス「Basix」の提供を開始し、SMB(中小・中堅企業)の新規開拓に力を注いでいる。