ITの資格取得向け教育ソフトウェアなどを開発・販売するシステム・テクノロジー・アイ(松岡秀紀社長)はこのほど、SEホールディングス・アンド・インキュベーションズ傘下のITエンジニア向け人材派遣会社、翔泳社プラス(佐々木幹夫社長)を株式交換で完全子会社化すると発表した。6月中の取締役会で正式に決定する。学習ソフト「iStudyシリーズ」などを利用してスキルの高いITエンジニアを育成し、ITベンダーに紹介・派遣する。3年後には、両社の事業を合わせ、現在約8億円の売上高を20億円に伸ばす。

 今回の株式交換では、翔泳社プラスの株式1株に対し、システム・テクノロジー・アイの株式13株を割り当て交付する。松岡社長は「国内のITエンジニアは需要が増す一方で、人材が不足している。優秀な人材を欲するITベンダーの要望に応じ、高度なIT人材を育成し派遣する」と、同社の教育ソフトやeラーニングなどを利用し、翔泳社プラスに登録する派遣人材のスキルアップを図ると同時に、新規人材の獲得を目指す。

 両社の事業を組み合わせることで当初は、人材不足が顕著なオラクルのデータベース管理者の即戦力を育てる。「実践的な教育を施し、60人程度を育成する」(松岡社長)計画。また、ITベンダーから育成費を徴収して、必要な人材を養成することも検討している。