セキュリティアプライアンス開発・販売などのブルーコートシステムズ(河田英典社長)は、WAN環境でのデータ通信を高速化するためのクライアント向けソフト「Blue Coat SG Client」を提供開始した。価格は250ライセンスで約1万円。

 新製品はクライアントにインストールして利用するソフト。WAN環境でデータの送受信などのトラフィックを簡素化して通信速度を速める。同社の調べによれば、最大で35倍のパフォーマンス向上が実現できたという。ある事例では、「パワーポイント」で作成した10MBの資料をダウンロードした場合、新製品をインストールする前は104秒かかっていたが、「SG Client」を導入したマシンでは3秒に短縮することができた。ブルーコートシステムズが持つ特許出願中のアプリケーションと、コンテンツの高速化と消費帯域幅の削減を行う技術「MACH5」を用いることで実現した。

 今後の新機能としては、セキュリティやポリシーコントロール、アプリケーション配信機能に力を注ぐ方針で、「今回の新機能は『SG Client』のファーストステップ」(米ブルーコートシステムズのマーク・エリオット・プロダクトマネジメント担当バイスプレジデント)と機能拡張に意欲を示している。

 ブルーコートシステムズは、複数のセキュリティ機能を盛り込んだアプライアンス「ProxySGシリーズ」が主力で、クライアント向けの商用ソフトを販売するのは、今回が初めてとなる。