中小企業向けSaaS(Software as a Service)型の業務アプリケーションを提供するネットスイート(東貴彦社長)は、販売パートナーの開拓と技術支援などを目的にした「ソリューションプロバイダ制度」を6月までに設置する。中小企業のシステム導入に実績のあるSIerを地域や業種業態に応じて募集し、2009年までに100社程度の販売パートナー獲得を狙う。

 同社は06年5月に米ネットスイートの日本法人として設立。SaaS型のCRM(顧客情報管理)、会計/ERP(統合基幹業務システム)、EC(電子商取引)の各製品を相次ぎ日本市場へ投入した。年内に10-20社の同社製品を導入したユーザー企業のシステムが稼働する。

 新制度を開始するため、販売促進ツールの開発や支援体制の組織化を模索しているほか、すでに営業活動に必要なトレーニングをSIer5社程度に提供を開始。「基本的に販売パートナーと案件をクロージングする体制をつくる」(高沢冬樹・セールス&マーケティングディレクター)という。

 トランスコスモスやインスパイア、ミロク情報サービスとは、すでに開発・販売を含めた包括的な資本提携をしているが、これ以外に地場に強く、業種業態に特化したシステム提案のできるSIerを開拓する。また、SaaS型業務アプリケーション市場を共同で拡大することを目的としたISVを獲得し、製品の拡張性を高める。

 同社ではソフトが混在環境にある中小企業を攻める考えだ。