インド系SIerのエイチシーエル・ジャパン(HCL、サダゴパラマヌジャム・セルワタラス社長)が日系企業との連携を強化している。今月、コニカミノルタグループと共同でオフショア開発センターをインドに開設。複写機やプリンタなどの組み込みソフトやアプリケーションソフトの開発を推進していくことでビジネスの拡大を図る。

 これまでにもNECとスーパーコンピュータ用ソフトウェアを研究開発する合弁会社を2005年に設立。東芝のノートパソコンをインドで代理販売するなど、日系メーカーとの関係強化に取り組んできた。日本IBMとJFEグループの合弁会社でSIerのエクサともオフショア開発領域でのパートナーシップを結んでいる。

 国内は製造業が強いこともあり、日本法人の売上高のうち6割余りを組み込みソフトやエンジニアリング、半導体設計などが占める。一昨年度(06年6月期)の売上高は前年度比75%伸びており、昨年度も同様の高い伸びだった模様。今年度はコニカミノルタなど日系メーカーとのより一層の協業関係の強化や、エクサなどSIerとの連携による業務アプリケーション領域での伸長も見込めることから「売り上げ倍増を目指す」(セルワタラス社長)と強気だ。

 現在、日系企業向けの開発人員は国内約180人、インドで約700人体制を組む。今後は受注拡大が見込めることから、インドでの開発体制を来年末までに1400人体制に拡充する。日本語が堪能なインド人SEも増やしており、「メーカーやSIerなど幅広い日系企業との協業を進める」と、意欲を示す。既存顧客との関係強化や、新規顧客の開拓を積極的に進めることで売り上げ増を狙う。