カシオ計算機とNTTドコモの合弁会社CXDネクストの社長に就任した尾平泰一氏は、「3年で4万5000店の加盟をめざす」との方針を明らかにした。CXDネクストは、カシオ計算機の開発した電子決済対応レジスターであるネットレジの導入ユーザー向けに、売上処理代行や請求/精算業務代行などの電子決済関連サービス、売上集計やケータイ配信などの店舗支援サービスをインターネットを活用して提供する。

 大手チェーン店はPOSレジスターを利用することで、同様のサービスを自前で開発、利用しているが、カシオのネットレジとCXDネクストのサービスを利用すれば「中小規模小売店でも、10万円以下の投資で大手チェーン店と同様のサービスが受けられるようになる」(尾平社長)。

 ネットレジの販売は、電卓以来の小売店組織である事務機や文具のエイト会が中心になるが、「発表以来、回線業者や中規模の小売りチェーン店から問い合わせが急増している」として、新しい流通ルートの開拓にも意欲をみせる。

 3年で4万5000店の加盟というのはそう大きな数字のようにはみえないが、「最大手のセブン─イレブンでも加盟店は1万数千店。同じインフラの上で4万店以上の加盟店が生まれれば、まったく新しいサービスも生まれる」として、「小売店業界の構造を変える起爆点になる」との見方を示した。