急成長するインド系大手SIerのタタコンサルタンシーサービシズは、米国の情報サービス産業のトップグループに入ろうとしている。本国の廉価で潤沢なソフト開発要員を武器に、昨年度(2007年3月期)の連結売上高は前年度比41%増の43億ドル(約4900億円)の高い伸びを示した。売上高の約6割は米国で稼ぐ。

 一方、日本ではようやく年商100億円に手が届く規模に達した段階。グローバルの規模に比べばまだ小さいものの、インド系SIerの認知度が高まりとともに、「引き合いが急速に増えている」(日本法人の梶正彦社長)という。成長に向けたM&Aも選択肢のひとつにあげるものの、日本のSIerの収益力は総じて低いのが課題。M&Aによって売り上げは増えても、同社のグローバルの営業利益率約25%の足を引っ張る可能性もあり、頭を悩ませている。