日本SGI(和泉法夫社長)は、業務・資本提携したインターネットデータセンター(IDC)「メディアエクスチェンジ(MEX)」を利用した「SaaS事業」を近く開始する。まずは、SSL-VPNやデータバックアップ、セキュリティなどインフラ系ソフトウェアをコンシューマ向けに、インターネット経由の従量課金制でサービス提供する。順次、ソフトのラインアップを拡充し、中小企業向けにも利用を拡大する。

 同社は、東京・池袋のMEX社内に「カスタマー・サービス部門」の拠点を設置し、エンジニアを常駐させる。サービス開始当初は、コンシューマ向けのインフラ系ソフトを提供し、年内に中小企業向けのグループウェアやCAE(工業製品の設計支援)アプリケーション、保守系のシステム監視サービスなどのサービスを順次増やす計画だ。

 秋野孝・ソリューション事業統括本部SI統括は「ホスティング/ハウジングだけでなく、SaaSを利用した『次世代IDC』のあり方を追求する。ERP(統合基幹業務システム)のような基幹システムは提供しない予定だが、SFA(営業支援システム)など、SaaSでの利用価値の高いアプリケーションは出すことになるだろう」と、ITインフラやソフトのSaaSメニューを増やし、幅広い層へ売り込むという。

 日本SGIは昨年12月、ライブドア傘下にあったMEXの発行済株式の31.56%を取得し、筆頭株主となっている。