マイクロソフトは9月21日、02年から展開している「Trustworthy Computing(信頼できるコンピューティング)」環境の推進を目指し、「安心・安全なインターネット環境の実現」に向けて、ビジネスユーザー・コンシューマーユーザー向けに、セキュリティ対策のガイダンス活動の取り組みを進めると発表した。

 同時に、日本固有のマルウェアの脅威からユーザーのコンピューティング環境を守るために、セキュリティ対策製品の品質強化を目指し、マルウェア解析センター「Microsoft Malware Protection Center(MMPC)」を7月に設立し、正式運用を開始したと発表した。レドモンド、ダブリンに続く、3拠点目のマルウェア解析ラボで、マルウェア対策の専門メンバーが国内外で収集されたマルウェアの解析やマルウェア対策技術への反映などを行う。

 セキュリティ対策のガイダンス活動の取り組みでは、システム運用管理者が社内教育用に活用できるよう、「マイクロソフト セキュリティ啓発プログラム ツール キットおよびガイド」「セキュリティ対策の社内教育用ツール」「マイクロソフト セキュリティアセスメント ツール」の3つのコンテンツとセキュリティ対策分析ツールを提供する。

 「マイクロソフト セキュリティ啓発プログラム ツール キットおよびガイド」では、社内のセキュリティ対策を行うための電子メールや、ハンドブックなどを作成するためのガイダンス、サンプルおよびテンプレートを提供。8月24日から「TechNet セキュリティ」サイトでダウンロード提供を開始した。

 「セキュリティ対策の社内教育用ツール」では、社員のセキュリティ対策教育に活用できるセキュリティ啓発ポスターと、セキュリティ対策冊子「パソコンを安心して使うために。」を提供。9月21日から「セキュリティホーム」サイトでダウンロード提供を開始した。セキュリティ啓発ポスターは、必要な情報やメッセージを追加するなどのカスタマイズも可能。

 「マイクロソフト セキュリティアセスメント ツール」では、主に従業員数1000人未満の中堅中小企業のシステム運用管理者や経営者が、社内のITセキュリティ環境を自己評価するためのツールを、「セキュリティホーム」サイトで10月後半からダウンロード提供を開始する。同ツールは、ITインフラストラクチャ、アプリケーション、運用、人材などの各テーマに関する質問に回答することで、企業のセキュリティ対策レベルを評価することができる。

 一方、コンシューマーユーザー向けには、NPO、自治体、学校やPC習熟度の高いユーザーが、初心者の教育に活用できる冊子「パソコンを安心して使うために」を提供。「セキュリティホーム」サイトで9月21日からダウンロード提供を開始した。さらに、マイクロソフト主催のイベントや全国IT実践キャラバン、NPOや学校を通じて年内10万部の冊子配布も行う予定。