レッドハット(藤田祐治社長)は11月6日、企業の基幹システムでのLinux活用を促進するため、ISV(独立系ソフトウェアベンダー)を対象とした新しい無償サポートプログラム「Red Hat Ready ISV パートナープログラム」を開始した。

 新しいプログラムは、評価用サブスクリプションの提供が中心だった従来のISVプログラムに、技術的な支援を盛りこんで内容を刷新。本社オフィス内に新設したテクニカルセンターを拠点に、検証環境の提供や技術支援、定期的な技術セミナーを開催することで、「Red Hat Enterprise Linux」対応の業務・業種アプリケーションの開発を支援する。これにより、高品質で動作保証された企業向けアプリケーションを拡充。特に、国内市場で要求の高いミッションクリティカルシステムへの適用を促進し、今後1年で200社、800アプリケーションの達成を目指す。

 テクニカルセンターには、当初、Itanium搭載サーバーをはじめとするハードウェア各社の製品15台を設置。最新の「Red Hat Enterprise Linux」上で動作するアプリケーションの検証やポーティング作業に利用することができる。また、レッドハットのプリセールスエンジニアが無償で技術サポートを行うほか、大規模な環境構築や移行、顧客のサイトでの技術サポートを提供するテクニカルコンサルテーションなどの有償サポートも提供する。レッドハット製品の詳細な技術情報を入手できる月に1度のセミナーや、レッドハット製品の基礎が学べるeラーニングコースも無償で提供する予定。

 同社は今後、すでに提供している大規模SI向けの「Red Hat Advanced Business Partner」や、中小規模SIおよびソフト販売会社向けの「Red Hat Ready Business Partner」の2つの販売パートナープログラムと、今回の「Red Hat Ready ISVパートナープログラム」をそれぞれ連携し、「Red Hat Enterprise Linux」を企業システムで利用する顧客への選択肢の拡充を図る。