日本ヒューレット・パッカード(日本HP、小田晋吾代表取締役社長執行役員)は11月15日、業界標準x86サーバー「HP ProLiant」ファミリーで、1基のプロセッサを搭載する1Pエントリーサーバー3機種を12月上旬から発売すると発表した。いずれもクアッドコアXeonプロセッサを搭載する。

 「HP ProLiant ML110 Generation 5」は、小規模オフィスや部門ファイルサーバーに最適なタワー型エントリーサーバー。HP ProLiantのタワー型エントリーサーバーとして初めて、クアッドコアプロセッサを搭載できる。最大6.4GB/秒のメモリ規格を採用することで、より快適に動作する。価格は4万9560円から。

 「HP ProLiant DL320 Generation 5p」は、Webサーバーなどデータセンターでの利用に最適な1Uラックマウント型エントリーサーバー。クアッドコアプロセッサに対応するほか、内蔵できるSAS/SATA HDD数を4基に倍増した。遠隔管理機能の「iLO2」を標準搭載し、「HP SIM」をなどの管理ソフトウェアにすべて対応するなど、エントリーサーバーながらHP ProLiantの管理機能を十分に活用できる。価格は9万4500円から。

 「HP ProLiant ML310 Generation 5」は、コストを抑えつつも管理性を重視するシステムに最適なタワー型エントリーサーバー。「iLO2」を標準搭載し、管理ソフトウェアに対応。冗長電源を搭載し、運用の安定性を高めた。価格は10万9200円から。

 このほか、集積度を従来の65nm(ナノメートル)から45nmに高め、従来比で約30%処理能力が向上したクアッドコアXeon 5400番台搭載モデル6機種も12月中旬に発売する。ラインアップと価格は、「HP ProLiant ML350 Generation 5」が36万7500円から、「同 ML370 Generation 5」が47万4600円から、「同 DL360 Generation 5」が47万4600円から、「同 DL380 Generation 5」が49万5600円から、「同 BL460c」が53万7600円から、「同 BL480c」が103万7400円から。

 HP ProLiantの用途を広げるソフトウェア関連オプション2製品も12月中旬に発売する。「SUSE Linux Enterprise Serverサブスクリプション」は、EDAや金融グリッド、仮想化環境など運用の安定性が求められる分野での採用が進む「SUSE Linux Enterprise」のサブスクリプション(使用権)と24時間のテクニカルサポートをバンドルしたもの。SUSE LinuxとHP ProLiantでシステム基盤の構築を支援する。価格は19万9500円から。

 一方、「HP Server Migration Pack Universal Edition」は、既存システムのHP ProLiantおよび仮想化環境への移行を支援するソフトウェア。従来、物理サーバー間(P2P)と仮想化環境を含む移行(P2V、V2V、V2P)の2つに分かれていた「HP ProLiant Essentials Server Migration Pack」を統合。1つのソフトウェアで4種類の移行パターンをすべて行えるようになる。また、独立したソフトウェアとなることで、単体サーバーでも利用でき、幅広い環境でのシステム移行が可能。価格は1万7850円から。