NEC(矢野薫社長)の元社長・会長の関本忠弘氏が11月11日午前8時20分、死去した。死因は脳梗塞。80歳だった。

 関本氏は1948年に東京大学理学部物理学科を卒業後、同年4月にNEC入社。74年に取締役に就任し、常務取締役、専務取締役を歴任。80年に社長に就き、94年に取締役会長に就任した。

 98年に取締役相談役になるまで、約18年間社長・会長職を務め、小林宏治名誉会長が提唱した「C&C」を引き継ぎ、「通信」「コンピュータ」「半導体」の3事業を柱としてNECを急成長させた。

 00年に取締役を退き相談役に就任し、02年に退任した。00年には、国際社会経済研究所理事長を務め、06年には同社名誉顧問に就いた。

 IT産業・経済関連団体でもさまざまな要職を務めた。主な役職に、経済団体連合会副会長や経済同友会副代表幹事、日本電子機械工業会会長、通信機械工業会会長、日本電子工業振興協会会長。執筆活動にも積極的で、主な著書に「日米摩擦いま何が問題か」(朝日ソノラマ)、「限りなき繁栄への挑戦」(日刊工業新聞社)、「このままでは活きられない」(実業の日本社)がある。