ソフトクリエイトと住商情報システムの共同出資会社であるエイトレッド(林宗治社長=ソフトクリエイト社長兼COO)は、SOA(サービス指向アーキテクチャ)型Webワークフローソフト「AgileWorks」を開発、来年1-2月にリリースする。住商情報システムほか住友商事グループへの納入交渉がすでにスタート。ソフトクリエイトはワークフローソフトを主軸商品のECサイト構築パッケージソフト「ecbeing」に次ぐ柱に育てる。

 エイトレッドはソフトクリエイトが80%、住商情報システムが20%出資し今年4月に設立。資本金1億円、従業員は約20人でスタートした。ソフトクリエイトが従来から持っていたワークフローソフト「X-Point」の開発・販売事業を引き継ぎながら、次世代Webワークフローソフトと位置づけた「AgileWorks」の開発を進めてきた。このほど商品化のメドが立ち、来年1-2月にリリースする予定だ。

 「AgileWorks」は、Ajaxを採用した分かりやすい操作画面と、内部統制を意識した管理機能が特徴。他システムと連携しやすいSOA型フレームワークも活用、大規模システムでも導入できる設計にし、「X-Point」の上位商品とした。「X-Point」はこれまでと同様に開発・販売を継続する意向で、「AgileWorks」と併売していく。

 エイトレッドは住商情報システムが持っているERP「ProActive」の販社を通じて、ユーザー企業への提案を促すほか、住商情報システムへの納入がほぼ決まり、住友商事グループへの交渉もスタートしている。住商情報システムの販路活用と、系列会社への提案でまずは軌道に乗せる狙いだ。

 ソフトクリエイトは、長期的事業戦略として、パッケージソフトメーカーへの転換を推進。今年度(2008年3月期)中間期の売上高では、パッケージを使ったSI事業が前年同期比60.8%増の14億500万円に成長。全体の約30%を占める。ただ、主軸パッケージの「ecbeing」の売上占有率が高く、第2の柱商品の創出が課題になっている。「X-Point」は納入実績を高めてはいるが、「ecbeing」に迫る状況ではなくネットワークセキュリティの「L2Blocker」と座席作成・管理ソフトの「Zaseki7」の売上規模は「X-Point」ほどではない。

 そこで、「AgileWorks」を商品化し「X-Point」と併売することで、ワークフローソフトを第2の柱として育て、パッケージメーカーとしての位置づけをさらに強めたいとしている。