ニュース

インフォコム、独KNIME GmbHと提携し、創薬研究向けIT基盤のモジュール開発

2008/01/21 20:50

 インフォコム(吉野隆社長)は、独KNIME GmbHと同社が提供する創薬研究向けワーク・フロー型プラットフォーム「KNIME(ナイム)」上で、商用利用可能な計算処理モジュール(ノード)の開発・販売をすることで契約を結んだ。

 「KNIME」は、創薬研究者が計算処理ワーク・フローを作成し、計算処理を実行するためのプラットフォーム。独Konstanz大学が開発した。無償・オープンソースとして提供しているため、独自のノード組み込みやシステムとの連携が容易な特徴を持つ。また、独立したプログラムを実行可能なノードを100以上用意しており、ノードを組み合せることで効率的な計算プロトコルの作成や処理、履歴情報を利用できる。

 インフォコムでは、製薬企業の研究所向けにシステム開発サービスを提供しているなかで、今回の提携により、創薬研究向けに提案するノード開発や販売を進めることが可能になる。まず第一弾として、ハンガリーに本社を置くChemAxonのライセンスと「KNIME」を連携する機能「JChem Extensions」を開発し、08年2月に発売する予定。
  • 1

外部リンク

インフォコム=http://www.infocom.co.jp/

週刊BCN特別連載企画
「パートナーと伴奏し、新たな価値を共創するネットワールド」

連載第1回 トップに聞くビジネス戦略とパートナー支援

× こちらから>>

連載第2回 オンプレミスの知見を生かした「クラウド移行の最適解」

× こちらから>>

連載第3回 複雑なセキュリティに対し充実したサポートと検証環境を用意、今後はAI保護に注力

× こちらから>>

連載第4回 AIビジネスの立ち上げを支援 企業独自のデータを取り込み課題を解決

× こちらから>>